2009年06月22日

「正々堂々と在庫品を値切り、日本経済を活性化させよう!」

51g4CMbiFbL__SS400_.jpgこのたび、講談社より適正価格は自分で決めろ!「値切りのマジック」という書籍を発売させて頂く事になりました。応援してくださったみなさまに感謝申し上げます。さて先日、午後6時54分頃のことです。新大阪駅の改札内側にて、弁当を購入しました。その際、650円のバッテラを500円に、950円の大阪寿司セットを800円に値切ることに成功。まさか駅構内の売店で値切れるとは思っていませんでした。店員さん曰く、売れ残って捨てるくらいならば、値段を引いてでも売った方が地球にも優しいとか。「アンタは偉い」と値切ったのに、褒められました。「値切り」の話をすると「そんなこと、できないよ」という声を多く耳にします。なぜならば、「客という立場を利用して、嫌がる店員に対して強引に迫って値段を下げ、買い手だけが得をする」。そこに抵抗があるというのです。しかし、本書を読んでくださいますと、この認識が誤っていることに気付かれるかと思います。本物の値切りとは買い手だけでなく、売り手も喜ぶ値下げ交渉をいうのです。自分の本業は流通ジャーナリスト、購買促進コンサルタントです。経営不振に陥った流通業を建て直すお手伝いをしています。その際に必ず相談を受けることは「在庫を処理してほしい」ということ。つまり売り手からしても「在庫品」に関しては、値引きしてでも販売したいのです。在庫処理の手伝いをしてくれる客は、店にとってありがたい客であり、決して店員から嫌われることはないのです。もちろん流通業界の最前線では激しい価格競争が繰り広げられ、生きるか死ぬかの“ギリギリの戦い”をしています。そんななか、頭ごなしに「値切れ、値切れ」と叫ぶのは、正しい値切りとはいえません。本書を通して、どうか本物の値切り術をマスターし、買い物をアクティブに楽しんで頂ければ幸いです。そして在庫が動き、経済が回り始めることが、景気回復の起爆剤になることを祈っています。ありがとうございました。http://astore.amazon.co.jp/marunouchi21-22
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2009年06月08日

「激安の陰に隠れた理由を検証し、買い物する」

IMG_1669.JPG流通業界では食料品、日用雑貨、衣料品まで激安競争が進んでいますが、安売りには“よい”安売りと“悪い”安売りがあるんです。まず、よい安売りとは生産過剰となった原材料を低価格で調達し、稼働していない製造ラインにて生産、配送も帰り荷、すなわち、ある会社が荷物の輸送を運送会社に依頼し、その帰りのトラックや船に荷物を載せることでコストを削減、トータルで商品価格を下げることを指します。よい安売りは流通過程の在庫が一掃され、新たな生産・消費をうむため、環境的視点からは悪ですが、経済的視点から言うと良いわけです。一方、“悪い”安売りとは、商品を生産、物流、販売、広告宣伝といった、一連の流通過程で生じる人件費を削減、つまり、労働者の所得を削ることで安売りすることを指します。いくらモノの値段が下がったからといって、所得まで減ってしまうと個人消費は回復しません。また悪い安売りはデフレを招く恐れがあり手放しで喜べないのです。本来ならば消費者は“よい”安売り商品だけを購入しなければ、結果として自分の首を絞めることになるのです。では売場において、どのようにすれば“よい”安売りを見抜くことができるのでしょうか? 例えばスーパーマーケットで販売されている250円の激安弁当の場合、よい激安弁当は、その季節に大量に収穫される旬の素材を使ったり、相場が安い時に調達し、冷凍保存可能な素材を使っていることが多いようです。パッケージの外から、どのような具材が使われているかチェックすることをお勧めします。それ以外の激安弁当は悪い激安と思われます。確かに「安い」ことは、お金を払う側からすると嬉しいのですが、回り回って消費者の収入が減ってしまうと元も子もありません。これからは激安の陰に隠れた、その理由について検証しながら買物することが本当の景気回復につながるのではないでしょうか。
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2009年06月01日

「五感を訴求する売場が個人消費を喚起する」

IMG_2491.JPG東京メトロ東西線 南砂町駅からタクシーで5分、砂町銀座商店街を訪ねました。いまや商店街といえば衰退の象徴ですが、砂町銀座は今もなお、道行く人の肩が触れ合うほど賑わいを見せています。行政が主体となった商店街活性化対策は街路拡大といったようにハード整備が中心でしたが、砂町銀座はその正反対。歩きづらく、雨にもぬれますが、一番商店街にとって集客の核となるのが「賑わい感」はハードが整備された商店街の数百倍、かもし出しています。「今さら商店街なんて」という声も聞こえてきそうですが、「婚カツ」というドラマでも商店街活性化を背景にしたストーリーが展開されていることからも、消費者のどこかに「商店街、どうにかならないのかなぁ〜」という思いがあるのかもしれません。さて、行きたくなる商店街は五感で売っています。まずは目(視覚)。青果店ではすいかを店頭に並べ、夏の訪れをアピールしています。次に耳ですが、各店の店主は旬の情報やら、なぜ、激安なのか?その理由について、掛け声をかけながら説明しています。例えば、集客力ナンバーワンの鮮魚店では、魚勝では、お約束のキーワード「明日、市場休みだから、(激安にしておくから)持っていきなぁ〜」と、築地市場が休みの前日である火曜日に爆安セールを実施。来店客の満足度を高めています。精肉店の前を歩いていると、どこからともなくコロッケの揚げる香りが漂い、鼻(嗅覚)で「買いたい気持ち」を高めてくれます。さらに、おでんのネタを販売する店では、道行く人に試食をすすめ舌で、おいしさを体感させてくれます。最後は店頭に5円の商品ばかり集めた古着屋。もちろん、生地に直接触り、質感を「触覚」で確かめられます。そう繁盛している商店街では五感でお客を楽しませ、買いたい気持ちにさせています。個人消費喚起の鍵は五感で訴求する売場作りではないでしょうか?
posted by marunouchi21 at 12:59| 東京 ☔| Crowd is Money | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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