2009年06月08日

「激安の陰に隠れた理由を検証し、買い物する」

IMG_1669.JPG流通業界では食料品、日用雑貨、衣料品まで激安競争が進んでいますが、安売りには“よい”安売りと“悪い”安売りがあるんです。まず、よい安売りとは生産過剰となった原材料を低価格で調達し、稼働していない製造ラインにて生産、配送も帰り荷、すなわち、ある会社が荷物の輸送を運送会社に依頼し、その帰りのトラックや船に荷物を載せることでコストを削減、トータルで商品価格を下げることを指します。よい安売りは流通過程の在庫が一掃され、新たな生産・消費をうむため、環境的視点からは悪ですが、経済的視点から言うと良いわけです。一方、“悪い”安売りとは、商品を生産、物流、販売、広告宣伝といった、一連の流通過程で生じる人件費を削減、つまり、労働者の所得を削ることで安売りすることを指します。いくらモノの値段が下がったからといって、所得まで減ってしまうと個人消費は回復しません。また悪い安売りはデフレを招く恐れがあり手放しで喜べないのです。本来ならば消費者は“よい”安売り商品だけを購入しなければ、結果として自分の首を絞めることになるのです。では売場において、どのようにすれば“よい”安売りを見抜くことができるのでしょうか? 例えばスーパーマーケットで販売されている250円の激安弁当の場合、よい激安弁当は、その季節に大量に収穫される旬の素材を使ったり、相場が安い時に調達し、冷凍保存可能な素材を使っていることが多いようです。パッケージの外から、どのような具材が使われているかチェックすることをお勧めします。それ以外の激安弁当は悪い激安と思われます。確かに「安い」ことは、お金を払う側からすると嬉しいのですが、回り回って消費者の収入が減ってしまうと元も子もありません。これからは激安の陰に隠れた、その理由について検証しながら買物することが本当の景気回復につながるのではないでしょうか。
posted by marunouchi21 at 22:58| 東京 ☔| Crowd is Money | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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