2009年07月27日

「消費者、小売、メーカ、三者が喜ぶPBが消費を喚起する」

IMG_3511.JPG イオングループのプライベートブランド(PB)トップバリュからは第三のビール「麦の薫り」(350ml)を100円で。セブン&アイホールディングスのPB セブンプレミアムからも第三のビール「THE BREW」(350ml)を123円で発売されました。早速、麦の薫りを店頭で購入し、飲んでみました。お酒をあまりたしなまない自分は、同等のナショナルブランド商品とPB商品を飲み比べてみたものの、味わいの差をほとんど感じることはありませんでした。100円で販売するためにNBのアルミ缶に比べ、薄い素材のアルミ缶を使用するなど、消費者からは見えないコストまで踏み込んで削減し、実現した価格でした。麦の薫りの製造はサントリーなのですが、自社ブランドがあるにも関わらずPBの生産を請け負ったのはなぜなのでしょうか?どうも、背景には小売店での売場確保の困難さがあるようです。一般にスーパーマーケットの売場はマーケットシェアの比率に合わせ、スペース配分されています。つまり、キリン、アサヒよりマーケットシェアの低いサントリーは、手塩にかけて商品開発しても、場合によっては新商品を売るためのスペースを売場内に確保できない恐れもあります。ならば、小売業のPBを生産することで、確実に売場スペースを確保できます。サントリーは名を捨てて実を取る戦略に出たわけです。一方、小売業側も一般にNB商品よりも利益率が高い、すなわちNBよりも儲かるPBを積極的に売りたいため、売場において最も諸費社から目立つ場所に陳列スペースを設けます。今回、PBの第三のビールが登場したのは、消費者の低価格・高品質志向の高まり、メーカは小売店での売場確保ができるメリットがある、さらに小売店でも顧客ニーズに応えられ、NBに比べて収益性も高めることができる。そんな三者の思惑が一致したため、今のタイミングで発売されたのではないでしょうか?
posted by marunouchi21 at 00:00| 東京 ☀| Crowd is Money | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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