2009年08月13日

「880円ジーンズの出現は小売・製造の一体化を加速させる」

IMG_3901.JPG 8月13日 ジャスコにて、プライベートブランド(ベストプライス、以下BP)の880円ジーンズが発売されました。以前、ユニクロの関連会社guでも990円ジーンズが発売され、消費者に衝撃を与えましたが、実はすそ上げなどの「お直し」は別料金のため、事実上1000円以上していました。BPの880円メンズジーンズの場合、標準的な履き心地の「レギュラー」とゆったりとした履き心地の「リラックス」の二種類。サイズは男性用の場合、ウェスト73pから97pまで9種類、股下も66pから85pで7種類が用意されています。つまり、お直しすることなく、買ったら即、はけるんです!履き心地はというと、安いからといって悪いものではなく、ジーンズ専業メーカの8000円台の商品と比較しても、遜色ありません。では、なぜ880円のジーンズを発売できたのか。まずは生地の開発です。通常、メーカでは生地会社から生地を買い、裁断、縫製するのですが、イオンでは独自に生地を開発。動きやすさと吸収性、そして低コストを実現しました。さらに過去の売上データと日本人の体型データを照合し、どのサイズが、どのくらい売れるのかシュミレーションし、必要な生地の総量を確定します。通常ですと、お直しの際、何p分かの生地を捨てていますが、その無駄を省くことで低価格化を実現しています。一方、2つのデザイン、サイズバリエーションが9×7の63通り、合計126アイテムを作るとなると、売れゆき好調なものと、そうでないものが出てきます。サイズごとに売上予測を立て、ロスを最小限に抑えるよう計画することで880円を実現しています。今や流通業は原材料の開発、調達から生産、販売まで、自己責任において一貫して行わなければ業界最安値を実現することはできないんですね。今後も消費者志向が強まり、価格競争も激しくなると、さらに小売と製造の一体化は進むのではないでしょうか。


posted by marunouchi21 at 00:00| 東京 ☀| Crowd is Money | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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