2010年02月27日

「懐かしさを感じさせる売り方が購買意欲を喚起する」

3-1.jpg  新幹線開業前の青森市を訪ねました。今年の12月、青森に新幹線が延伸します。青森駅前では経済効果を期待し、盛り上がっているかと思いきや。実は新幹線のために建設された新青森駅が開業するため、現在の青森駅は在来線のみとなるため、中心市街地の地盤沈下が起こるのではないかと、地元の街づくり関係者の間でも危機感を抱いているようです。そんななか、懐かしい街並みを築いている場所がありました。現在の青森駅から徒歩5分ほどのところにある古川市場です。同市場は青森魚菜センター、青森公益魚菜市場、青森新鮮食品センターで構成されています。建物のデザインはなんとも昭和らしく、レトロな雰囲気を醸し出しています。公益魚菜市場の中には館内には約20店ほどの鮮魚店、青果店、そして総菜屋さんが並んでいます。今、市場で大人気なのが「のっけ丼」。お客は白いご飯を100円でどんぶりいっぱい、購入し、市場内の各店舗を回り、大間産のマグロやホタテ貝、下北産の生うになどを載せてもらい、自分好みの丼物をつくれるんです!市場の中の店を回りながら、丼を組みあげている楽しみは、なかなか他の地域では味わうことができません市場で働く人たちは、一つ一つの食材のよい部分、おいしい部分をより、お客さんに伝えたい!そんな思いから、魚のカット方法をよりおいしく見えるよう工夫したり、盛り付けなども、丼からあふれんばかりにし、ボリューム感を出したりと、お客にとって心地よい演出をしてくれます。そう、都会の観光客が期待しているのは公益法人等により建設され、運営する近代的な物産館ではなく、人のぬくもりを感じられるような、昭和の香りや懐かしさを感じさせるような商業空間なんです。けっして建物が美しい必要は全くないのです。今こそ、ハードではなく、ハートで接する、昭和型商業集積がニーズとして高まっているのではないでしょうか?
posted by marunouchi21 at 21:53| 東京 ☀| Crowd is Money | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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