2010年03月26日

「手作リッチ客の創造が消費不況の打開策になる!?」

IMG_0943.JPG 2010年3月は横浜みなとみらい地区にて商業施設の開業ラッシュが続いています。桜木町駅前には約130のショップ、シネマコンプレックス、飲食ゾーンから構成されるコレットマーレが、横浜駅東口には横浜ベイクオーターANEXがオープンするなど、消費不況にも関わらず商業集積間の競争は激化傾向にあります。そんななか、ひときわ異彩を放ち、集客力を高めているショップがコレットマーレ1階に出店している貴和製作所です。同店ではビーズアクセサリーを中心に、その部品を販売しているのですが、単に部品を販売しているだけではありません。店奥にカフェスペース、「ビーズバー」を設け、客にコーヒーなどを”無料”で提供。その場で購入したビーズを組み立てることができるんです!もちろん、アクセサリーを作る上で不明な点があれば、気軽にスタッフに尋ねることもできます。まさに「売り場」と、「作り場」を組み合わせた業態は、お客の利便性を高め、同店のファンを一気に増やしているようです。市場が成熟化した今、既製品では物足りない消費者が存在していました。「手作りしたい」、でも、全くのゼロから作るのは面倒ですし、よくわからない。そんなお客の抱える問題を解決したのがまさにビーズバーです。商品販売に加え、組み立て場所を提供したことで、今までお客が抱えていた問題を解決し、顧客満足度を高め、リピート客づくりにつながっています。さらに、ビーズの使い方を店内にて情報提供することで、新たな需要を創造し購買意欲を喚起しています。まさに、手作りで、リッチな時間を楽しむ“手作リッチ”客を店内で育成しているわけですね! ”モノが売れない”と言われる時代になると、単にモノを売るだけでは売上の伸びは期待できません。新たなニーズを掘り起こし、新たなお客を創る、すなわち顧客創造こそが、消費不況の打開策になるのではないでしょうか?
posted by marunouchi21 at 10:45| 東京 ☀| Crowd is Money | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年03月21日

「作り手の愛情が伝わる商品がデフレを救う」

 IMG_0850.JPG 二年越しで注文していたロードバイク(自転車)がやっと納車されました!東京都北区田端新町にあるアマンダスポーツという工房に立ち寄ったのは、今から約2年前。沖縄本島を二日間かけて330kmサイクリングするツール・ド・おきなわに参加し、完走したものの、猛烈に疲れました。なぜ、疲れたのか?ベテランサイクリストに相談したところ「アマンダスポーツに行けば解決しますよ!」とのこと。直ちに現地を訪ねました。質素な工房に立ち寄ると、ご主人と奥様が、お客一人ひとりの要望や、サイクリングしながら困っていることはないか?など丁寧にヒアリングして下さいます。ところが、ところがです。バックオーダーを抱えており、今、注文しても作業開始は2年後とのこと。う〜ん、それほど人気があるのであれば、ますます「欲しい」という気持ちは高まり、その場で注文しました。それからの日々は自転車雑誌を読みながら、完成する自転車をイメージしながら、組みあがる日を心待ちにしていました。「できあがったよ!」と電話を受けるや否や、先に完成していたホイールを工房に届け、最後の調整をお願いしました。その後、週末に雨が降ったこともあり、なかなか取りにいけなかったのですが、先日、やっと快晴になり、気温も18度を超え、納車されました。浮き浮きした気分で工房のある田端から、西日暮里、浅草を経由して、隅田川沿いに東京湾に向かって走り、帰宅したのですが、素足で芝のグラウンドを歩いているような、柔らかな乗り心地なんです。なんだか、作った方の自転車づくりへの愛情を感じ、うれしくなっていました。でも、手作りって高いじゃないの?と思われるかもしれませんが、本当にリーズナブル。申し訳ないくらいです。市場において画一化した工業製品が席捲するなか、味のある手作り製品が購買意欲を喚起し、デフレ脱却のきっかけになるかもしれまんせんね。
posted by marunouchi21 at 13:17| 東京 ☁| 今月の顧客視点 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年03月08日

「不況時は低単価・高回転率ビジネスが強い」

 IMG_0513.JPG大阪を訪ねると必ず立ち寄るのが梅田にある「きじ」というお好み焼き屋さんです。牛すじの入ったすじ焼きと、やきそばが入ったモダン焼きを注文するのですが、食べる度に深い感動を得られます。さらに、この店はビジネスに必要な知恵をすべて教えてくれます。まずは、初期投資を抑えるということ。例えばフランス料理店を開業するとなると、皿やナイフ、フォーク、ワイングラスなどの備品が必要ですが、お好み焼き店の場合、大きな鉄板があれば、グラスもビール会社から無償提供されたもので済ませられます。原材料もフレンチと異なり、小麦粉と玉子、キャベツくらいですから、金額もしれています。やり方次第では初日から営業黒字も可能です。フレンチとお好み焼き、単価を比べると、フレンチは高額のため、食する頻度も低いです。また、景気が低迷していると高額なフレンチを食べたいという気持ちにもなりにくいです。一方、お好み焼きは低単価でかつ、フレンチよりも商品回転率は高いです。店舗施設に関しても、減価償却済みでも、お客を呼ぶことができます。例えば、フレンチの店で店頭が汚れていたり、店内の壁がすすけていると、「手入れが行き届いていない」と思われ、集客力を落としますが、お好み焼き店の場合、どんなに、すすけていても、逆にお客は「老舗の味わい」とプラスにとらえます。つまり壁の塗り替えなどは、ほとんど不要です。なかでもお好み焼き店の一番の強みは”ライブクック”です。お客の目の前で調理されている様子は、一つのパフォーマンスであり、湯気とソースの焼ける香りは鉄板周辺にシズル感を醸し出し、食欲を向上させます。出来上がるまでの時間は”どんな味わいを楽しめるのか”期待感を高めてくれます。お好み焼きのように低単価で見栄をはらないビジネスは景気に左右されない強さがあるのではないでしょうか?
posted by marunouchi21 at 21:00| 東京 ☀| Crowd is Money | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年03月06日

3月は生鮮三品の掘り出し物が出やすい季節である」

  IMG_0520.JPG 3月は多くの企業において決算期のため、決算セールを実施しています。経済指標を見てみると、新設住宅着工件数、すなわち持ち家、貸し家、分譲住宅の新規供給が昨年に比べ、約8%減少しています。つまり、新規の住宅が供給されなければ、引越しによる家電製品などの買い替え需要は伸びず、関連する商品は在庫過多になり、価格は下落傾向にあります。また、42インチの液晶テレビも、累積生産台数の増加によるコストダウンにより、昨年の同時期、18万円台だったものが、今では99800円!どうやら、景気が悪いため、モノを買わないというのは誤解であり、商品単価が下落したため売上減になっているのであって、けっして買う気がない、消費意欲がないというわけではないようです。さて、3月初旬は冬から春に移行する端境期であり、”仕入れ担当者泣かせ”のシーズンと言われています。前日と比べ気温が5度以上変化すると、モノの売れ行きまでも変化します。例えば前日よりも5度気温が上昇すると、人間の体は「暑いから、体を冷やそう」という機能が働き、体を冷やすと言われる食材、キャベツ、トマト、レタス、キュウリなどの売れ行きが堅調になります。売場ではドレッシングを販売するなど関連購買で客単価アップを目指します。一方、前日よりも5度気温が下降すると、人間の体は「寒いから、体を温めよう」という機能が働き、体を温めると言われる大根、かぼちゃ、かぶといった地面よりも下で育つ作物を食べたくなります。気温変化の激しい3月は、天候によって毎日のように、消費者の欲する商品は異なるため、仕入れ担当者は適正量を確保できるか否かが鍵になります。それでも、仕入れミスが生じると在庫が増え過ぎてしまうと、見切り販売せざる得ません。ということは3月のスーパーマーケットでは生鮮三品の掘り出し物がざっくざく出てくるかもしれませんね!
posted by marunouchi21 at 21:00| 東京 🌁| Crowd is Money | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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