2010年06月06日

「お客が買いたい場所に売場を設ける」

 IMG_1917.JPGカジノの街、ラスベガス マッカラン国際空港の出発ロビーにはスロットマシーンが並べられ、帰り際まで、「なんとか、お金を使ってくださいな!」といった仕掛けが施されているのですが、さらにコンコースには、日本では見かけない自動販売機(自販機)が置かれています。米国の大手家電量販店チェーン ベストバイが展開するベストバイ・エキスプレスという「完全セルフ型の小売店」、つまり自販機です。ドリンクや新聞類の自販機は見慣れていますが、ここの自販機では観光地らしいものが売られていました。ガラス張りで高さ2メートルの無人ケース内には、デジタルカメラ、i Pod(約6種類)、飛行機の騒音などの中でも静かに聴くことのできるノイズキャンセリングヘッドフォン、携帯電話、知らない旅先で道しるべとなるポータブルナビゲーション、さらには任天堂DS並びにそのソフトなど、約20アイテムが品揃えされています。価格帯は日本円で約5000円〜30000円ほど。支払いはクレジットカードで行われため、釣銭も必要ありません。たまたま自販機の前を通りかかると係員の方が商品補充をしていたので、売れ行きを尋ねてみると、ズバリ「売れている」とのことです。確かにお客が最も欲しい時に、もっとも近い場所で売っているのだから、売れないわけがないですよね。ラスベガスの空港を利用される方の多くは観光か展示会などのビジネス客です。空港の方がデジタルカメラを必要とする人や、旅をエンジョイするために、i`Pod、ヘッドフォンを購入したいと思う方も、普通の街中よりも多いと思われます。つまり、お客が必要とする「場所」でモノを売ることが「売れる」ポイントなわけですね。私たちの身の回りでも、東京駅や新大阪駅、羽田、関西空港など、旅行者が集まる場所があるわけです。となると、我が国の家電量販店においても、無人販売型の「エキスプレス業態」を出店することで、お客様の利便性をさらに高め、新たな市場を開拓できるのではないでしょうか?
posted by marunouchi21 at 22:50| 東京 ☀| 今月の顧客視点 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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