2009年05月15日

「在庫を最小限にすると適正価格になる」

3-1.jpg 景気低迷が長引いてくると「値切って下さい」という仕事が増えてきているのですが、流通経済の視点で考えると「値切りのない社会」のほうが本来は望ましいです。自分が値切るようになったのは、もちろん「いいものを安く買いたい」ということもありましたが、それ以上に、大手メーカでは安売りによる値崩れを防ぐため、全くの新品を廃棄処分している事実を知ったからでした。当時、我が家では「農家の方が一生懸命に作ってくれた食べ物を残してはいけない」と厳しく指導しており、その指導に従ったところ由緒正しい肥満児になったのですが、いずれにしても「食べられる物を捨てることはいけない」と肌身にしみていました。従って、家電製品であっても、使えるものを捨てるのはもったいない、作った人に失礼じゃないかと思い、捨てられるくらいであれば、「自分が買いますよ。その代わり値段は勉強してね」ということでした。また、日本国内のみならず東南アジアのメーカが台頭するようになると常に供給過剰になっています。つまり、お客に値切られても在庫を処理しなければならない状況なんですね。在庫がたまると新しい製品を生産したくても、保管スペースもなくなります。ならば、とにかく売ろうということになるわけです。ならば「作るのをやめればいいじゃないか」となるのですが、設備投資をした以上、一個でも多く生産したほうが製品一個あたりの、設備コストを削減できるため、売れれば利益を確保できます。従って、製品コストを下げようとするあまり、在庫過多になり、利益が出なくても販売。さらに市場価格が下落するという悪循環に陥っています。資金力のある会社は在庫品を廃棄し、値崩れを防ぎますが資金力のない会社は叩き売りとなります。つまり、在庫を最小限にすることが流通経路上の無駄も最小限にし、適正価格になるのではないかと自分は思っています。
posted by marunouchi21 at 12:02| 東京 ☔| Crowd is Money | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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