2010年05月05日

「新宿、銀座において、専門大店のドミナント化が進行する」

3-1.jpg 家電量販店業界では、業界最大手・ヤマダ電機が山手線内をひとつの商圏と見立て、池袋、新宿、渋谷、新橋、秋葉原と集中出店し、ドミナント化。すなわち、主要駅を降りると必ず「ヤマダ電機がある」という状況をつくることで、お客を網ですくうように取り込み、商圏内シェアを最大化する戦略が顕著になっています。最近では新宿島屋が核店舗となっているターミナルビルの上階にユニクロが出店しました。同社では新宿東口、西口、南口、新南口など、すべての出口を通過すると、ユニクロがある。まさに「すべての出口はユニクロに通ずる」となっているわけです。新宿は伊勢丹をはじめ、丸井などファッションに力点を置いている小売業が多いため、その新宿においてマーケットシェアを最大化することは、企業としてのPR効果も絶大ですし、ファッション界においてリーディングカンパニーになるんだという意思表示にも感じます。同様に銀座地区においても目抜き通りに出店することで存在感をアピールしています。まずは玄関口である有楽町駅構内の改札口前に、コンビニサイズの小型店を出店することでこの街にも「ユニクロがあるんですよ!」ということを来街者に印象付けています。新宿と並び、我が国有数のファッションタウンである銀座地区においても、おそらく同社はドミナント化を進めていくと予想されます。というのもH&M、Forever21、GAP、アバクロンビー&フィッチなど、世界有数のアパレル専門店チェーンが出店するなか、そのなかで圧倒的なマーケットシェアを確保することが、ユニクロにとって最大の防御につながるからです。もちろん大手GMSでもアパレル部門の強化に乗り出していますが、ファッションの象徴的な街、新宿、銀座等に売場を持っていないことは消費者へのアピールが弱いと言わざるえません。しばらくは専門大店の都心ドミナント出店は続くのではないでしょうか。
posted by marunouchi21 at 22:50| 東京 🌁| 今月の顧客視点 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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