2010年08月01日

「見栄を張らずにできるビジネスは景気低迷時でも景気がよい」

 IMG_2161.JPG東京都港区赤坂界隈には韓国料理店などが100店舗以上、集積していますが、なかでも、毎日、満席になっているのが「とんちゃん」という鉄板焼きの店です。同店ではサムギョプサルという豚のバラ肉、通称3枚肉を鉄板の上で表面がカリッとなるまで焼き、その脂で同時にキムチなども焼き上げ、焼きあがった豚肉やキムチをサンチュでくるみ、ゴマ油やみそにつけて食べる料理です。1人前、1029円、付け合わせのナムルやカクテキ(大根のキムチ)、サンチュは食べ放題です。あぶらまみれの床や壁、ドラム缶をひっくりかえして作ったような質素なテーブル、オイル缶を逆さに、座布団を載せただけの椅子といったように、店内は都心部の赤坂にありながら、ソウルの下町、南大門付近にあるかのような雰囲気です。そんな店構えですから、気取ることなく、また見栄をはることなく、ふらりと立ち寄れますし、たとえ店が汚れていても、逆に「流行っている証拠」、「なんだか、味わいがあって、よい」と、お客からはプラスの評価になるようです。一方、高級焼肉店と呼ばれる店は、どちらかというと閑古鳥。企業の接待や、打ち上げといった予算が削減されるなか、今時、会社の経費でも高級料理店に足を運ぶことは憚れます。ましては、節約志向が強まるなか、個人のお金で高級焼肉を食べようという方は、多くはありません。そう、好景気の時は見栄えがきれいな高級店も利用されますが、景気が悪化すると利用頻度は著しく低下します。ところが、大衆的な鉄板焼きの店は景気に左右されることなく、繁盛しています。つくづく思うのですが、見栄はコストであり、リスクなんです。よく、お金に余裕ができると、おしゃれな飲食店を経営される方もいらっしゃいますが、意外と長続きしません。大衆的な立ち食いそばや店舗の装飾にお金のかからない焼き鳥、鉄板焼きなどは、長く続いています。会社経営の目的の一つがゴーイングコンサーン(継続)であるのならば、見栄をはらなくてもできる商売こそが、景気低迷時に売上、収益を確保できるビジネスではないでしょうか?
posted by marunouchi21 at 18:50| 東京 ☀| Crowd is Money | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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