2010年11月14日

「買物習慣の回復が、再成長の起爆剤になる」

IMG_2941.JPG売場面積を従来の1.5倍、約3万6千平方メートルに増床し、9月に新装オープンしました三越銀座店。開店から約2カ月経過した今も賑わいが続いています。同店は銀座地区にある商業施設の中で最大規模となり、初年度売上目標を630億円に設定しています。開店当日は約18万人の来店客数を記録するなど、好調な滑り出しですが、商業施設はオープン初日から陳腐化が始まります。開業した瞬間から、次の一手を打ち続けない限り、お客様から飽きられてしまいます。百貨店業界はピーク時13兆円台の売上に達しましたが、バブル経済の崩壊、郊外型ショッピングセンターの成長、ファストファッションと呼ばれる衣料品専門店の台頭などで、現在の20代女性の間では、百貨店で「物を買う習慣」さえも、なくなりつつありました。その結果、業界全体の売上高は6兆円台にまで落ち込みました。そこで新しい三越銀座店では「百貨店への買物習慣を取り戻す」ためのスペースを十二分に設けました!その一つが9階にカフェ、託児施設、テラスガーデン(芝生広場)等から構成されるフリースペース“銀座テラス”です。買い物をする、しないにも関わらず、気軽に立ち寄れることができます。消費者が豊かになったことで従前ほど買う物が少なくなった昨今、百貨店に来店する“きっかけ”も少なくなり、売上減に歯止めをかけられませんでした。銀座テラスを設けたことで、百貨店への来店頻度アップに寄与し、お客様を9階まで足を運ばせることにより、シャワー効果(上層階に客を呼び込み、下層階の売場に回遊させる効果)による売上増も期待されます。例えば、家族で(銀座)三越に来店し、母親が買物している間、父親と子供が銀座の景色を見ながらテラスガーデンで遊ぶ。このように子供たちに対し、「百貨店は楽しいところ」ということを記憶に焼き付けることで、百貨店への“来店習慣”を醸成し、未来の見込み客となるわけです。これからの百貨店業界では「買物習慣を回復させる」施設等を設けることが、再成長への起爆剤となるのではないでしょうか?
posted by marunouchi21 at 18:50| 東京 ☀| Crowd is Money | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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